よく思うのですよ。フルーツをゼリーにしたり、ケーキにしたり、スムージーにしたりするじゃあないですか。美味しいし、大好きなのですが、それでも「フルーツそのものをそのまま食べたほうが美味しいんじゃあない？」と思ってしまうこともあるのです。つまり余計なことをしてフルーツの良さが弱体化している、みたいな感じです。
・白桃の甘味をいっさい打ち消さない
でもね、セブンイレブンで買ったヤマザキの「ごろっと白桃ケーキ」は別よ。白桃単体では出せなかった甘美なる甘味をスポンジとクリームが導くのです。おそらくですが、スポンジとクリームの甘味が白桃の甘味をいっさい打ち消さず、邪魔しないからなのでしょうね。
・純白の金鉱から溢れ出す宝石
手に持ってみるとフワッフワ。優しく持たないとすぐに崩れそうなほどデリケート。そのままガブリと食べるのが「豪快に食べるお作法」かもしれませんが、どんな中身になっているのか半分に割ってみると、確かに白桃がゴロッと入っていました。けっこう多く入っていて、その見ためはまるで純白の金鉱から溢れ出す宝石のよう。
・リズミカルに白桃の甘味を放つ
実際に食べればわかりますが、ゴロッとカットされているので、食べると転がるように、リズミカルに白桃の甘味を放つわけです。そこにクリームとスポンジの優しくて柔らかい食感、そして甘味がくわわり、スイーツとしての完成度を高めます。
