静岡県に行ったら、玉華堂のどら焼き「掌」(たなごころ)は絶対に買ってほしいです。そして新幹線で食べて欲しいです。JR浜松駅でも買えます。かなり、あんこが、極まっています。
おいしいどら焼きの条件とは
筆者、あんこは粒あん派なのですが、だからこそ、粒あんのどら焼きにはこだわりがあるのです。単に粒あんなら良いというわけではありません。粒がしっかりと形状を保っていて、粒の密度が高いもの、粒の甘味濃度が高いものが、おいしいどら焼きの条件だと思っています。
水分量少なめのドライでハードな生地は希少
玉華堂のどら焼き「掌」は、間違いなく、それなのです。生地は、若干ながらハードでドライな仕上がり。余計な水分がないのは良いことです。「シットリ」と「モチモチ」を追求したどら焼きが多い昨今、水分量少なめのドライでハードな生地は希少です。
かなり練りに練られた甘味バランス
そんな絶妙な仕上がりの記事にサンドされている、密度がかなり高い粒あん。食べれば飛散するように粒あんが四方八方に散らばって、上品な甘味が広がります。この粒あんの甘味、かなりバランスが良いです。かなり練りに練られた甘味バランスだと思います。
薫りが粒あんをディープなものに昇華する
その粒あんが、ドライな生地とともに味覚を訪れるのです。生地はとても薫り高く、その薫りが粒あんをディープなものに昇華してくれています。たまりません。ごちそうさまでした。
もう一度言います。静岡県に行ったら、玉華堂のどら焼き「掌」は絶対に買ってほしいです。そして新幹線で食べて欲しいです。