昔といっても昭和時代終盤、どんな地方都市にもひとつはあった、古びた食堂。筆者の田舎にもそんな店がありました。令和の時代になった今も婆さんだけど、昭和時代のときも婆さんで、永遠に婆さんなのではないかと思えるほど婆さんな婆さんが料理を運んでくるわけです。
カレーライス、から揚げ定食、生姜焼き定食、いろいろあるし、どれも美味しい。当時は学生だったので、家であまり出てこない料理を食べるのが常だった。特に多いのがトンカツ定食、カツ丼、そして親子丼。セブンイレブンの「とろとろ玉子の特製親子丼」を食べながら思い出しましたよ。その食堂で夏に食べた親子丼のこと。
田舎の夏は退屈すぎて、やることといえば釣りか、同じ週刊少年ジャンプを何度も読むか、食堂でダラダラするか。婆さんが運んでくる食堂の親子丼はトロトロな部分としっかり焼けた部分が半々で、子どもながらに感動した記憶が。鶏肉もケチらず散りばめられていて、七味唐辛子を大量にかけて食べるとマッタリ感に刺激がくわわってヤミツキになる。
米もパラパラしてて硬めに炊かれていて、パスタでいうところのアルデンテ。硬い米粒がトロトロの玉子にガッツリとマッチ。なんであんなにウマかったんだろう。驚きなのが、この食堂の婆さん。昭和時代も婆さんだったのに、令和時代もまだ婆さんのまま健在。婆さんのまま年齢を固定しているの!? 生まれたときから婆さんだったのかな……。まあ、全部うそですけどね。
でもセブンイレブンの「とろとろ玉子の特製親子丼」が美味いのは本当。玉子部分とご飯部分がセパレートになっているので、ベチャっとならず、米がパラパラを保ててるのは評価したい。やっぱり親子丼はトロトロと硬めの米が命だということが分かりました。
セブンイレブンの「とろとろ玉子の特製親子丼」を食べて思い出すんじゃあ「あの頃の夏を」 https://conveni.getnews.jp/2021/08/11/seven-eleven-torotoro-tamago-oyakodon/