サラセリー式ビリヤニが激ウマな間借り店『パラダイスアレー』に感動 / 実店舗がオープン

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つい最近まで、いわし料理の居酒屋『大松』(東京都千代田区神田東松下町49)で間借り営業していたビリヤニの人気店『パラダイスアレー』(東京都千代田区鍛冶町2-12-13 2F)が、間借りではなく実店舗をオープンしたそうです。

手書きで「ビリヤニ」と書いてあります

間借りしていたときに食べに行ったのですが、完全に、いわし料理の店にしか見えないので、最初店を見つけられませんでした。お店をよく見てみると、手書きで「ビリヤニ」と書いてあります。確かに間借りビリヤニだ!




お店の推しはビリヤニっぽい

カレーもありますが、手書きのメニューにはでっかく「ビリヤニ」と書いてあるので、お店の推しはビリヤニっぽい気がします。ということでビリヤニをオーダー。この日は店主のワンオペっぽい。とても優しい接客に癒やされます。そういえば、店頭にビリヤニについて解説文が書いてありました。

<パラダイスアレー店主のビリヤニ解説文>

「インド ケララ州にサラセリーという美食の街があります。そこで食される独特の形式をとるビリヤニ。マサラ(カレーみたいなもの)を下に敷き、その上に円錐形にご飯を盛り付けるスタイル。それを大皿の上に自分で広げて食します。一般的にビリヤニはすでに広げた状態で提供されますが、それだとせっかくの香りの刹那を味わえるのはコックさんだけ。わざわざ円錐形に盛り付けるのは大皿に広げた時の香りをコックさんではなくお客さんに楽しんでほしいからなのです。その一手間により香りも含めて楽しんで食べて頂きたいとの思いでこのスタイルを採用いたしました」


サラセリー式ビリヤニがやってきた

目の前にやってきたビリヤニは個性的すぎるビジュアル。なるほど、これがサラセリー式ビリヤニ。鉄皿の上に、もうひとつビリヤニが盛られた皿がのっています。

そのビリヤニを鉄皿に移し、その瞬間に放たれる香りを楽しむわけですね。ウッホ♪ 複数のスパイスが嗅覚にジワッと浸透。刺激はなく、あくまで華やかさを感じさせるスパイス感。確かに心がぴょんぴょんする香り。たまりません。






旨味がグラデーションを描きつつ味覚を楽しませてくれる

まずはプレーンな状態のビリヤニを楽しみ、あとから付け合わせとビリヤニを合流させて楽しみます。米粒がドライでイイ感じにヨーグルトや野菜のエキスを吸い込みます。

ビリヤニに浸透している深みあるスパイスが溢れて、旨味がグラデーションを描きつつ味覚を楽しませてくれます。そう、一辺倒じゃあないのです。



カレーもいい感じにてぇてぇ神味になってるのです

ビリヤニに感動したので、追加でカレーも食べてしまったのでした。濃い。どれもこれも、濃い。塩気じゃあないよ。スパイスと旨味が濃いのです。そして、くどくない。ずっと爽やか。

個人的にはスパイスカレーはガッツリ混ぜて食べると美味しさが増すと思っているので、ガッツリ混ぜて食べたけど、やっぱりうまかったです。ホロホロになった肉がライスとバッチリマッチして、いい感じにてぇてぇ神味になってるのです。







ちなみに、ビリヤニやカレー以外にも惣菜やスイーツなども楽しめるようなので、その点も気になるところ。食べてみたい。

インド・ケララ州のサラセリー式ビリヤニを体験してほしい

筆者が行ったときは間借りでランチだけの営業でしたが、実店舗をかまえてからはディナータイムも食べられるようになりました。ぜひとも多くのグルメな人たちにインド・ケララ州のサラセリー式ビリヤニを体験してほしいです。

ガジェット通信、ロケットニュース24、Pouchの初代編集長で創設者。TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」に出場しどちらも準優勝。日清公認のどん兵衛士、どん兵衛とラーメン二郎要素を融合させた「どん二郎」等を考案。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」出版。「月曜から夜ふかし」出演。昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をする焼肉マニア。
Twitter https://twitter.com/kudo_pon

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